NETGEAR †
- ReadyNAS デスクトップ型 ネットワークストレージ(ホーム向け
- NTT-X Store でよくセールしている。
- RN212(2ベイ)で約2万。RN214(4ベイ)で約3万。
- RN102(2ベイ)で約1万、RN104(4ベイ)で約2万。後継はRN212, RN214
- 3.5インチ、2ベイ、4ベイモデルとしては他社と比べても安い
- 3年保証
- RN102, 104, RN212, RN214はCPUがARMなので非力。
アンチウィルス等の機能を有効にすると動作が遅くなる。アンチウィルスは非対応になった。
- RN102のベンチマーク: WD Green 3TB, Gbps環境で Read 80MB/s, Write 50MB/s程度。-> 4年経過、1.5TB使用後、Read 50MB/sへ落ちた。
- 多人数、多数のアドオンを使うにはCPU性能が上のモデルが良い
- クラウド同期(6.9.1):DropBox, Amazon Cloud Drive, Amazon S3, Google Drive, Microsoft Azure, Microsoft OneDrive
- Debianベース
- ssh, rootログイン可能
- サポートフォーム を利用したが、初回返答まで2営業日、3回の返答で問題が解決した。
リンクアグリゲーション: 2本のLANケーブルで、複数人使用時の速度低下を抑える †
垂直増設: 既存のHDDを容量の大きいものに交換 †
機種:
- RN212
- Firmware: 6.10.2
- ボリューム: X-RAID
交換前HDD:
- WD30EZRX-1TBP x2台: 3TB CMR
- 使用量: 1.5TB
交換後HDD
- WD60EZAZ-RT x2台: 6TB SMR (NAS用じゃない。金に余裕があればWD REDが良い)
- 2021-02購入: ツクモ 2台合計 19,550円(税込)
時間:
- 1台目交換 -> 再同期完了: 約8時間
- 2台目交換 -> 再同期完了: 約8時間
- volumeの再同期: 約2.5時間
RN102からRN212へ移行 †
結論: 以下の構成ではHDDを順序通り入れ替えるだけで、データはそのまま移行できた。
- 移行元: RN102 (2ベイ)
- 移行先: RN212 (2ベイ)
移行手順:
- 重要なデータを別HDDにバックアップ
- RN102を電源OFF
- RN102のディスクの順序をメモ
- RN212にメモしたディスクの順序と同じに入れる
- RN212にLANケーブル等を繋いで、電源ON
- LANポートが2つあるが、上がLAN1、下がLAN2。LAN1のみWake On Lanに対応しているので、1本の場合はLAN1へ刺す
- RAIDar をダウンロートして、見つかるか確認。IPアドレスが変わっている
- 固定IPにしていた場合、DHCPに変わっているので設定し直す。
- ネットワークタブ > eth0 > 歯車アイコン > 設定
- 設定: 手動
- IPv4タブ > DNSサーバを確認。空欄の場合、ルーターと同じアドレスか以下のPublic DNSを入れて保存
- Google Public DNS: 8.8.8.8, 8.8.4.4
- Cloudflare public dns: 1.1.1.1
- 適用
- ベンチマーク: RN102 (WD Green 3TB, 4年, 1.5TB使用。新品のHDDの時はread 80MB/s程度だった。)
- ベンチマーク: RN212 (上記のHDDをそのまま使用)
ファイルシステムはBtrfs †
ReadyNASではBtrfsを採用しているが、QNAPではext4を使用している。
Btrfsは故障した時のデータリカバリに困りそうな印象を受ける。
- Btrfs - Wikipedia
2009年1月にBtrfsはメインラインのLinuxカーネルの2.6.29-rc1プレリリースにマージされたが、当時は試験的な位置づけであり、商用的な利用ができる状態ではなかった。また、ディスク上のフォーマットが確定しておらずテスト以外の目的でユーザが使うべきではないとされた。[6]。2.6.31 以降は後方互換性のある形でしか変更していない。2015年には、SUSE Linux Enterprise Server 12のデフォルトのファイルシステムとして採用された。一方Red Hat Enterprise Linuxでは、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 6で技術プレビューとしてBtrfsのサポートが導入されていたが、サポートはRHEL 7系で終了し、RHEL 8以降ではサポートが行われないことが公表されている[7]。
速度が遅いと感じたら †
- 速度測定できるソフトで現在の速度を測定し、スクリーンショット等を保存しておく。
- 管理画面 > システム > ログ > ログをダウンロード
- zipを展開して、「network_settings.log」を開く
- 「RX packets」は受信、「TX packets」は送信なので、errors, droppedが多くないか確認する。
- 書き込み速度が通常50MB/sの所、25MB/s程度、RX droppedが3%程あった場合、スイッチ側の接触不良だった。
- 対応
- 接触不良かもしれないので、NASやスイッチのLANケーブルを差し直したり、違うポートに変更してみる。
- MTUを変更してみる。デフォルトMTU:1500
SMBv1の無効化/明示的にSMBv2/v3を指定 †
デフォルトではSMBv1〜3をサポートしているが、脆弱性があるSMBv1を無効化したい場合
- ReadyNasの管理画面 > アプリ で「SMB Plus」をインストール
- SMB Plusを起動、adminのパスワードでログイン。httpsでエラーになる場合は、アドレスバーでhttpにする。
- SMBバージョンタブで、「最高プロトコル: 3.1」、「最低プロトコル: 2.0」へ変更。XP等サポート切れの古いOS以外は問題ない。
- 変更可能な設定
- SMBバージョン
- Oplock: 便宜的ロック
- 書き込みオプション
- セキュリティ
- 匿名のアクセスを制限する
- SMB暗号化
- SMB署名
- 読み込み不可のファイルを表示しない
- 書き込み不可のファイルを表示しない
- Linuxからのmount時に「Operation not supported」となる場合、他ホストからマウント のように「vers=3.0,sec=ntlmv2」を付けてみる
ファームウェア更新 †
LTS(Long-Term Support)の有効化 †
v6.9.0以降で指定可能。Stable(デフォルト)でもそこそこ更新がある。
機能は変えずに、セキュリティ、不具合修正だけを入れたい場合。
- システム > 設定 > アップデート
- アップデートの確認
- Long-term Support:セキュリティ・不具合修正のみ
- Stable:従来のアップデート内容(新機能、セキュリティ・不具合修正)
- Beta:開発中機能を含む最新バージョン
Androidアプリ †
SSHでsudoを有効にする †
以下のデフォルトではsudoコマンドは入っていなかった
- 環境
- ReadyNAS RN10200
- Firmware: 6.5.0
- /etc/sudoers 自体を編集する
visudo
SSHでのアクセス †
- 環境
- ReadyNAS RN10200
- Firmware: 6.5.0
rootユーザで作業するのは危険なので、一般ユーザを作成し、通常作業はそちらで行う。
公開鍵認証もデフォルトで有効。
- ReadyNAS管理画面 > システムタブ > 設定 > SSHをクリックして有効にする
- アカウントタブ > 新しいユーザ
- 名前:<USER NAME>
- SSHタブ:シェルアクセスを許可
- そのままではログインシェルがfalseのためログインできない。
- rootユーザでログイン。パスワードはadminユーザと同じ
ssh root@<READYNAS IP>
- ログインシェルを変更
usermod -s /bin/bash <USER NAME>
Amazon.co.jpとcomアカウント両方を持っている場合のAmazon Cloud Driveとの同期 †
- 環境
- ReadyNAS RN10200
- Firmware: 6.5.0
- 条件
- 同じメールアドレスで、Amazon.co.jpとAmazon.comのアカウントを持っている。
- Amazon.co.jpでプライム会員
- プライム会員だとAmazon Cloud Driveは写真だけ無料で無制限の容量が使える。
- 問題
- Amazon Cloud Driveの同期設定で、Amazon.comのCloud Driveが使われる。co.jpのCloud Driveを使いたい
- 解決
- 一度ReadyNAS側でCloud Drive設定をOFF
- Amazon.comのメールアドレスやパスワードを変更
- ReadyNAS側で再度Cloud DriveをON、Amazon.co.jpのアカウントでログイン
ReadyCLOUDに接続できない場合 †
サポートフォームに問い合わせて、DNSサーバを設定して解決した。
DHCPでルーターのアドレスが入っていてもDNSサーバの設定が必要だった。
- 環境
- ReadyNAS RN10200
- Firmware: 6.5.0
- 現象
- 管理画面 > システムタブ > 概要 > 「アップデートの確認」をクリック後、「最新のファームウェアを使用中です」の表示が出ない
- クラウドタブで
- ReadyCLOUDをONにしようとすると「デバイスをReadyCLOUDに参加することができません。デバイスの設定が適切でない可能性があります。にメールをしてください。」と表示され、使用できない。
- 「インターネット利用可能」「サービス利用可能」のチェックが無い
- 解決
- ネットワークタブ > 歯車アイコン > 設定
- IPv4タブ > DNSサーバを確認。空欄の場合、ルーターと同じアドレスか以下のPublic DNSを入れて保存
- Google Public DNS: 8.8.8.8, 8.8.4.4
- Cloudflare public dns: 1.1.1.1
- 現象が解決するか確認