不安定なBuffalo WZR-1750DHP2を分解 †
- 通常時はACアダプタを接続するとBuffaloランプが点灯するのだが、不安定でついには点灯しなくなった。
- DD-WRTをインストールし、しばらくは問題無かったが、数時間後起動しなくなった。
- ハードウェア故障で復旧は難しい。TFTPでの復旧まで処理が進んでいない。
必要なもの †
- トルクスドライバ(T6)
- USB UART変換 シリアル接続
分解手順 †
分解時に固定用ツメが折れやすい。
また、熱源と放熱版が熱伝導シールで強固に接着されているため、分解すると破壊される。
- グレーの外枠を外すためにはトルクスドライバが必要だが、フタを開けるだけなら必要ない。しかし、外した方が分解はしやすい。スイッチピンが折れやすいので注意。
- LANコネクタのLED側に基板がある。固定用のツメが複数箇所あるので、マイナスドライバ本体と、フタの間に差し込み、本体側を外側に広げるようにしてツメを外す
- フタ側の放熱版とCPUが両面テープで固定されているので慎重にフタを剥がす
USB UARTでシリアル接続 †
- USB UART変換機をPCへ接続
- ドライバをインストール。COM3として認識された
- USB UART変換機とルータを接続。TXD RXD GNDだけを接続
- PoderosaまたはRLoginのシリアル接続
- ポート:COM3
- ボーレート:115200bps
- データ:8bit
- パリティ:なし
- ストップビット:1ビット
- フロー制御:なし
- ルータの電源を入れる
- 取得したログ
BUFFALO CFE Version 2.02 [DDRCLK:400]
Memory Test start(0x07E00000) end(0x08000000) size(2097152)
Data line test start:0x07e00000 pattern 0x00000001 0x00000003 0x00000007 0x0000000F 0x00000005 0x00000015 0x00000055 0xAAAAAAAA
Address line test start:0x07e00000 len:0x200000 pattern 0xAAAAAAAA 0x55555555
FAILURE: Address bit stuck high @ 0x7e02000: expected 0xaaaaaaaa, actual 0x88bff147
blinking led 1
- ググると電源投入直後にAOSSボタンを押しっぱなしにすることで、TFTPを受け付けるモードに入るはずだが、変わらなかった。TFTPを受け付ける所まで処理が進んでいないのだろう